インタビュー

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先入観にとらわれず、丁寧な診察と検査で病気の原因を突き止めます

勤務医時代に救急医療に携わった経験が、現在の診断に役立っています。とくに生活習慣病は心臓病を招く原因ですので、しっかりと生活の改善指導からお薬の管理までサポートしたいと考えています。

医師を志した理由を教えてください。

産婦人科の医師であった父親の言葉がきっかけでした。進路を決める前に父親から「とりあえず医者を目指してみて、途中で嫌になったら他の道を目指せばいいよ」と言われていたんです。私自身も文化系の分野に興味を持っていなかったので自然に受け入れました。今考えると、うまいように導かれたなと思いますね。

循環器を専門とされたきっかけは?

当時はカテーテルによる心臓の治療がはじまるなど、循環器医療の進歩が注目されていたころでしたから、時代の影響も大きかったと思います。あとは身近に検査機器がある環境で育ち、心電図の検査機器をよくさわっていたので、心臓の働きに興味を持っていたことも影響しているかもしれません。

救急医療の経験があるからこその強みは何ですか?

患者さまの顔つきや体の動きをみて、どの程度の緊急性を要するのかがわかることですね。救急病院の状況も理解しているので、どのような説明をしたら受け入れてくれやすいのかを知っていることが強みですね。

生活習慣病の予防や治療で、普段から気をつけておくべきことを教えてください。

一般的に食事管理や運動をして、まずは肥満にならないように努めることですね。ただ、複数の病気を抱えているとコントロールすることが難しいので、そこは患者さまにも気をつけていただき、医師がしっかりとサポートします。また、定期的に通院する方でもお薬の飲み忘れや自己中断をされると間違った診断につながってしまうので、飲んでいない場合も包み隠さずにお伝えいただければと思います。